タイトルの意味
これ。
皆さんがよく知るLINE
この戦略が私はとても好き。
この記事で出てくる3つのキーワード
- BEYOND LINE(LINEはLINEを超える)
- Replace(リプレイス、置換)
- No.1 Closed Platform(世界No.1)
この中でも、「Replace」は秀逸。
だって実質、これまでの電話やメールの機能を LINEが導入されることで「置き換えて」(乗っ取って)しまったわけで。
でも、「知っている相手と話す」「文字のやりとりをする」という
根本的なところは、しっかりと守られているという。
保守的な側面もあるのが、いいなと思う。
「全く新しいコミュニケーションをとりましょう」
と言われると、絶対に え、って なる人はいると思う。
教育の現場も、そうなのかな、と思う。
「改革をする」というのは、批判が出やすい。
これまであったものを否定してしまいかねないし。目の前の子どもたちにとって大切なものが失われてしまうかもしれない。
その点「置き換える」は、違う。
「大切なもの」を失わずに、「もっと便利になる」とか「もっと早くできる」そして「余った時間で別のことをする」とか、「新しいサービスが必要になる」とか。
今まであったものが、より目の前の子どもひとりひとりにとって、より良く提供できるようになること。
それが、「置き換え」であり、私の好きな言葉「Replace」。
中世の話を子どもたちと一緒に勉強していると、これだな~と思うことがたくさんあります。
京都と鎌倉、という二つの中心地ができたことによって、これまでお米や特産物を年貢として運んでいたわけだけど、頻繁に行き来するには遠いし、なにより重い。
だから、(一度流行ったけど廃れてた)「銅銭」が輸入されてきて、大流通したわけで、
でも、そうなってくると、次は貨幣さえも重たいし、ずっとじゃらじゃらと持っているのは危険。
だから、「為替」みたいな「信用取引」のようなものが流行る。
価値があるとはいえ、ぺらっと一枚、危険も少ない。
また、最もかんたんに儲かる商売がでてくる...そうです、「お金を貸す」高利貸し。
病気の家族のために、お金をかりる、なんてことも...
また、日本中の特産物がこれまで年貢(お米以外は公事といいます)として都に集まっていたけれど、それが、代銭納制のおかけで、地元で売り買いするようになる。
地方で、市場が活性化する。いわゆる、常設の「お店」ができたのもこの頃。
新しいサービスが、生まれる。
でも、ただ 変わらないのは
年貢として納める とか
これとこれ、同じ価値だから交換ね という
根本的な”等価交換”という大切な法則からは逸れていない。
「置き換える」
これまでの素晴らしいものの精神や、構造を少しずつ新しいやり方で置き換えながら、
教育がもっともっとよくなったらいいな。
そんな願いが込められている、タイトルでした。
※歴史認識には諸説あります。