2月7日(日)インクルーシブ教育実現のアクションプランを考えよう@LITALICO本社

参加してきました。

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今の現場に入ってから1年間、仕事、仕事、仕事…という毎日で、土日の休みもなく、こういった勉強会にあまり参加できていなかったので、また少しづつ自分のキャパの範囲でやれることをやっていきたい、と 思い、参加させていただきました。

久々に会う野口さんやあっきーが、とってもキラキラして見えて、私はこの一年間 何も成長できてないな…と、落ち込みながらも、自分にできることからやってみようという気持ちをチャージできました。

 

お話しを聞いて感化されたことを3つ、メモ。

仕事で遅くなってしまったため、15時半ごろに到着し、野口さんの基調講演と、前お二人の講演はお聞きできませんでした・・・残念。

3つ目の登壇者の方お三方のお話しは、じっくりと聞くことができました。

司会のきむらあっきー。 久しぶりに見たら、刈り上げになってた。

 

 

「手段と目的って、わかりにくいけど、その区別は大事だよね。」

というお話。 グループワークで話題に上がりました。

例えば。実践報告の中で「成績を1から2にすることを目標に」というお話がありました。1では、入れる学校が限られてしまうからです。(当たり前かもしれませんが)私はここに少し違和感を感じて、

「そもそもなぜ1ではなぜだめなのか?」とか
「2にして高校に入れても、そのあとの支援はどうなのか?」とか
「そこに執着すると、本来その子のニーズに合わないのでは?」とか
いろいろと。これについて話題を出してみると

「1から2にすることによって、進路の選択肢が広がる」

という視点で考えてみると、またその違和感は変わってくるかな。と。

なるほど、納得。でした。そりゃそーだと。言われてしまいそうですが

成績を1から2にする ということは、目的ではなく、手段で

目的は、進路の選択の幅を広げること。でした。

 

手段と目的の違い。これはなんのケースにも当てはまるなと思って

アクティブラーニングをやりましょう。言語活動をしましょう。
それは、手段?目的? 

その目的は、場合によって違うと思う。

「学力を上げること」「多様な他者とコミュニケーションをとること」「居心地の良い授業空間を作ること」

自分のなかではこれが目的。で、そのための手段として、話したり、表現したり、ふせんを使ってみたり、意見を交換したりする。(でもこれを生徒にちゃんと説明していないと、全然うまくいかないですよね・・・。)

もちろん、「話すこと」が目的になる場合もあると思う。
大事なことは、子どもがどうなのか、どうなってほしいのか、というところから話がはじまるのかな?と、思います。
ICTにしても、合理的配慮にしても、そう思います。

 

「理解する」という言葉について。

相手を理解し合える…という言葉をたくさん見聞きしていて、これは、本当にいつもそう思うのですが、「理解する」って、猛烈に難しいですよね。

平田オリザ先生の「わかりあえないことから」という本に感化されているのかもしれませんが、私は「理解」はむしろできなくてもいいと思っています。

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全然話が逸れますが、ある人に 自分の好きなものについて熱弁していたことがあります。私的には、その人にもその良さを理解してもらいたいなという気持ちがありました。

相手は言いました。「それはちょっと理解できない」

ばっさりと。あらら・・・でも、そのあとに続く言葉は

「でも、あなたがそういうのが好きってことはわかった。」

と。 

なんだか、この言葉はとっても嬉しかったことを覚えています。

自分の話を聞いてくれて、相手は自分の好きなものについて「知っている」という状態。「理解」はしなくても「知って」いれば、できることがあると思います。

相手の気持ちを理解しよう。共感しよう。一緒になって悩もう。 素敵なことだと思います。でも、それってすごく難しいと思います。だって自分がこれまで経験してきたことと違うことを経験している人の感情を理解するわけですし・・・。

だから、「知る」こと。これは、なんとかなります。ちゃんと知識として持っていること、です。
自分はまずこれを目指したいと思うし、自分が接する子どもたちにも、「相手を理解できない」と悩む人に一人でも、伝えていけたらなと思います。

 

 

りたりこの方とお話をして思ったこと。

この企業で何を学び、何を果たしたいかというビジョンが明確すぎて、みんな、本当にかっこいい。そんな人ばかりの素敵な会社だなと思いました。

私がお話をした方は、りたりこで学んだことを生かして、いつか音楽教室をやりたいと言っていました。

みんなが好きなものを好きだっていったり、楽しんだりする権利を持っているはずでも、それを叶えてくれる場所って、自分が健康で前に進んでいなかったらなかなか見つからないと思うし、自分から発信するのも怖かったり、だったらこのままでいいやって思ってしまったり。そうやって諦めてしまうのって多いのかなあと。

音楽は好きだけど、ピアノを習ってみたいけど、落ち着きがなくてどの先生にも断られてしまう。なんて子がいたら。きっと、今日会った方のような先生に出会えたら、お互いにはっぴーすぎる。 そんなことを思いました。

 

いろんな方がいらっしゃいました。高校の先生もいらしていましたし、お医者様や、教育委員会の方、とある学校の副校長先生、行政関係の方、大学生。などなど。

いろんな方とお話をしていきながら、「こうしたい」という勇気がわいてくる時間でした。

 主催してくださったスタッフの皆さま、お話ししてくださった参加者の皆さま、本当にありがとうございました。

明日からまた頑張りましょう。

 

そういえば鈴木香音、卒業かー…。悲しい。

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